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札幌でエゾモモンガに出会える観察ポイントまとめ

エゾモモンガ顔出し
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ふわふわの毛と大きな瞳が愛らしいエゾモモンガは、北海道の森にひっそりと暮らす人気の動物です。

なかでも札幌周辺は、自然が身近に残る地域が多く、観察や撮影のチャンスに恵まれたエリアとして知られています。

本記事では、札幌でエゾモモンガに出会えるスポットや、見つけ方のコツ、季節や時間帯の選び方などを詳しくご紹介します。

初めての方でも無理なくチャレンジできるように、必要な装備や注意点、安全対策まで丁寧に解説しています。

「札幌でエゾモモンガを見つけたい」と思って検索された方に向けて、自然の中でそっとモモンガと出会う喜びを味わえるよう、やさしい視点でお届けします。

静かな森でのひとときが、きっと特別な思い出になりますように。

この記事の見どころ

  • 札幌でエゾモモンガを見つけやすい観察スポットがわかる

  • モモンガに出会いやすい季節や時間帯の目安がわかる

  • 痕跡や巣穴の特徴など、見つけ方のコツがわかる

  • 撮影や観察時の装備・マナー・注意点が具体的にわかる

札幌でエゾモモンガを見つける方法

札幌の街並みもふもふ動物ほっかいどう イメージ

観察に適した季節と時間帯

冬の早朝もふもふ動物ほっかいどう イメージ

エゾモモンガを観察するのに最適な季節は、木々の葉が落ちる冬から早春にかけてです。

とくに12月から4月ごろまでは木の枝の間からモモンガの姿が見つけやすくなりますし、繁殖期や厳冬期のため、日中にも活動することがあります。

観察に適した時間帯は「日の入り直後」か「日の出直前」です。

具体的には、日没から15〜20分後、または日の出の20〜30分前
くらいがねらい目になります。

この時間帯になると、モモンガたちは巣穴から顔を出して辺りの様子をうかがい、その後滑空したり移動を始めることがあるのです。

また、気温が特に低い日は、日中に姿を見せることもあります。

マイナス10℃以下の寒い日には、日差しのある時間帯に巣の出入りをすることも報告されています。

ただし、必ず見られるとは限らず、運やタイミング、そして静かな環境がとても大切です。

観察中は物音を立てず、なるべくその場を動かずに待つようにしましょう。

観察の目安 内容
おすすめの季節 冬(12月〜3月)〜早春(4月頃まで)
観察しやすい時間 日没から15〜20分後/日の出前20〜30分
天候・気温の影響 寒い日は日中に出ることもあり/風がない日が理想
注意点 動かず静かに待つ/明るすぎると出てこない可能性も

このように、冬の静かな森で、時間を合わせてじっと待つことが成功のコツです。

寒さ対策をしっかりしながら、自然のリズムに合わせて観察を楽しんでみてください。

エゾモモンガの見つけ方と痕跡

エゾモモンガ 木のうろもふもふ動物ほっかいどう イメージ

エゾモモンガを見つけるには、まず「巣穴の場所」と「生活の痕跡」に注目するのがポイントです。

普段は木の上で暮らしているため、注意して観察しないと見つけにくいですが、いくつかのサインを頼りに探すことができます。

まず、巣穴として使われるのは、樹のウロやキツツキの古巣です。

その入り口に小さな顔をのぞかせていることがあるので、木の幹や枝の太い部分をよく見てみましょう。

次に注目したいのが「フン」や「食べかす」といった痕跡です。

エゾモモンガは巣の近くで排泄することが多く、木の根元に黒くて小さな粒のようなフン
がまとまって落ちている場合、近くに巣がある可能性があります。

また、木の表面にこすれたような跡や、小枝が不自然に散らばっていることもモモンガが出入りしているサインです。

こうしたサインを見つけたら、その木の周囲をしばらく静かに観察してみましょう。

双眼鏡や望遠レンズのカメラがあれば、離れた場所からでも観察ができるので便利です。

ただし、動物にストレスを与えないように、見つけた後は声を出したり追いかけたりせず、そっと見守ることを心がけましょう。

痕跡の種類 特徴・ヒント
巣穴 樹のウロやキツツキの古巣、穴の入口に顔を出すことも
フン 黒くて細かい粒が木の根元にあると高確率
擦れた木肌 出入りの頻度が多い木は表面がなめらかになっている
落ちている枝や葉 巣の出入りで枝葉が動いて周囲に散らばる
便利な道具 双眼鏡・望遠カメラ・防寒対策グッズなど

モモンガを見つけるには、五感を使って自然を感じながら静かに観察することが大切です。

痕跡を見つけたときの喜びは格別ですので、ぜひ一度じっくり森の中を歩いて探してみてください。

撮影時に注意すべきポイント

林を歩く人もふもふ動物ほっかいどう イメージ

エゾモモンガの撮影では「音・光・距離」の3つを意識することがとても大切です。

野生動物はちょっとした刺激にも敏感で、特にエゾモモンガはとても用心深い性格。観察に成功しても、撮影までうまくいかないことも少なくありません。

まず、静かに行動することが何より大切です。

防寒着の「シャカシャカ」という摩擦音や、スノーシューを踏みしめる音は、私たちが思っている以上に森の中では響きます。

モモンガが近くにいると気づかれた時点で、巣穴に引っ込んでしまったり、そのまま出てこないことも。

撮影ポイントまでは、なるべく遠回りして静かに近づきましょう。衣類は摩擦音の少ない素材を選び、バッグのファスナー音にも気をつけて。

また、ライトの使用やフラッシュ撮影は厳禁です。

夜行性のエゾモモンガにとって、強い光は大きなストレス。フラッシュが原因で観察できなくなることもあるため、赤色LEDライトや感度の高いカメラ設定など、光を抑えた工夫が求められます。

さらに、近づきすぎず、少し離れた位置から望遠レンズで撮影するのが理想的。

「見えたから撮りたい!」という気持ちも分かりますが、相手は野生動物です。モモンガの暮らしを守ることも、観察者としてのマナーのひとつです。

注意すべきポイント 内容
スノーシューの音や衣類のこすれ音が響くので静かに行動
フラッシュNG。赤色LEDや高感度設定を活用
距離 無理に近づかず、望遠レンズでの撮影が安心
服装と装備 静音素材の防寒着、三脚、シャッター音設定も工夫を

モモンガの可愛い姿をカメラに収めるには、モモンガに優しい姿勢を大切にすることが第一歩。

静かに、そしてそっと見守る気持ちで撮影にのぞんでくださいね。

冬の装備と野営の注意点

エゾモモンガ観察装備冬もふもふ動物ほっかいどう イメージ

真冬の北海道での観察や撮影は、しっかりした装備と安全への配慮が欠かせません。

特に夜間や早朝に外で待機する場合は、ほんの数分でも体が冷え切ってしまうことがあります。

まず、防寒対策は徹底しましょう。アウターだけでなく、インナーや靴下、足元からの冷え対策もとても大切です。

ブーツの中にカイロを入れたり、風を通さないズボンやスカート用の防寒オーバーパンツも重宝します。

移動にはスノーシューが便利ですが、長時間歩くことを考えると足への負担が少ないものを選ぶと快適です。

また、荷物が多くなることもあるため、軽量なソリで機材やテントを運ぶ方法もおすすめです。

さらに、冬季に長時間の観察や野営を計画するなら、自立式のテントや、風をしのげる小型シェルターがあると安心。

テントの中で暖をとる際は、一酸化炭素警報器の設置が必須です。コンロやストーブの使用時には必ず換気を行い、事故を防ぐようにしましょう。

加えて、ヒグマなど野生動物への注意も忘れてはいけません。

厳冬期でも一時的に出てくることがあるので、熊鈴やスプレー、音を出す道具などの携帯が基本です。

装備項目 具体的な備え
防寒着 重ね着・手袋・厚手靴下・防寒ブーツ・カイロ
移動手段 スノーシュー・滑りにくい靴・ソリ(荷物運搬用)
観察時の備品 三脚・望遠レンズ・テント(自立式)・寝袋
安全対策 一酸化炭素警報器・熊鈴・ヘッドライト・非常食

冬の自然はとても美しく、特別な体験ができますが、装備が不十分だと命に関わることもあります。

「見たい」「撮りたい」という気持ちに、安全と快適さを上手に組み合わせて、楽しいモモンガ観察に出かけてください。

札幌のエゾモモンガ観察スポット案内

林のある公園もふもふ動物ほっかいどう イメージ

平岡公園での観察の特徴

札幌市清田区にある平岡公園は、エゾモモンガの観察ポイントとして知られる公園のひとつです。

とくに森の奥のエリアには自然が多く残っており、エゾモモンガが巣をつくる環境が整っています。

特徴的なのは、比較的アクセスが良く、自然観察がしやすい点です。

公園内には舗装された歩道も多く、初めての観察でも安心して歩ける環境になっています。

また、エゾモモンガは木のウロから顔を出す姿が人気で、巣の場所がうまく特定できれば、観察の成功率は高くなります。

ただし、観察できる時間帯は日没後が中心となるため、周囲が暗くなることを考慮してライトなどの準備が必要です。

観察ポイント 内容
アクセス 市街地から近く、清田区内に位置
地形の特徴 平坦で歩きやすい/自然林が多い
観察の難易度 中〜やや易しい/巣が見つかれば比較的見やすい
注意点 夜は暗くなるので安全対策を/人が集まりやすい場所もあり静かに観察を

平岡公園は「静かに待つ」ことを大切にすれば、初心者でも出会えるチャンスがあるスポットです。

平岡公園

真駒内公園での目撃情報

真駒内公園は、冬のエゾフクロウや野鳥が注目される場所ですが、実はエゾモモンガの目撃例もあることで知られています。

札幌市南区にあり、広大な敷地と森に囲まれた自然豊かな公園です。

目撃が多いのは12月〜3月の寒い時期。とくに日の入り前後には、木のウロから顔をのぞかせるエゾモモンガが確認されることもあります。

この公園では、人が集まっている場所に注目すると観察チャンスに繋がることも。他のカメラマンの動きも参考になります。

ただし、敷地が広いため、場所の特定には少し慣れが必要です。

事前にマップを確認しておくと、スムーズに目的のエリアへたどり着けます。

観察ポイント 内容
アクセス 地下鉄真駒内駅から徒歩約30分/バス利用も可能
目撃時期 冬(12月下旬〜3月)の日没前後が多い
特徴 散策路が多く、自然豊かで観察に適した環境
注意点 敷地が広い/観察者の動きも参考にすると◎

真駒内公園は、動物たちが暮らす自然がそのまま残された貴重な場所です。

見つけたときはそっと見守りながら、静かに観察を楽しみましょう。

真駒内公園

西岡公園の魅力と注意点

西岡公園は、湿地や原生林が特徴の札幌市豊平区にある自然観察の名所です。

ここでもエゾモモンガが観察されており、静かで人の少ない早朝や夕暮れ時に出会えることがあります。

魅力のひとつは、市内にいながら豊かな自然を感じられる点。

特に木道や小道が整備されており、初心者でも自然観察をしやすい環境になっています。

ただし、他の公園と比べると、観察ポイントが少し分かりづらく、事前の情報収集が必要です。

また冬は雪が深くなるため、スノーシューや滑りにくい靴があると安心です。

項目 内容
アクセス 札幌中心部から車で約30分/駐車場あり
地形の特徴 湿地と自然林が広がり、野生動物が多い
観察のしやすさ 小道や木道があるが、場所によっては滑りやすい
注意点 冬場は足元に注意/モモンガの巣を探すには事前情報が有効

西岡公園は、自然とじっくり向き合うのにぴったりの場所です。

静かに歩きながら、モモンガの痕跡や気配を探してみてください。

西岡公園

円山公園とその周辺の生息環境

札幌市中央区にある円山公園周辺は、エゾモモンガが生息する環境が整っているエリアのひとつです。

広い敷地と自然豊かな森に加え、隣接する円山原始林や円山動物園にもつながっており、野生動物が多く見られる貴重なスポットとなっています。

このエリアでは、自然の中にエゾモモンガの巣穴が確認されたことがあり、運が良ければ木のウロから顔をのぞかせる姿が見られるかもしれません。

また、周辺にはエゾリスやシマエナガなど、他の小動物も多数生息しており、散策自体がとても楽しい場所です。

ただし、円山公園内は観光客も多く、時間帯や人の動きによってモモンガの出現率が変わることがあります。

静かな朝や日没後など、落ち着いた時間帯を選ぶことで観察しやすくなります。

観察ポイント 内容
アクセス 地下鉄「円山公園駅」から徒歩約10分
自然環境 原始林に近く、樹齢の高い木が多い
観察時のポイント 早朝・夕暮れ時に静かに待つのがコツ
注意点 人通りが多いため、静かな場所選びが重要

都市の中心部にありながら、これほど豊かな自然が残る円山公園は、気軽に観察を始めたい方にもおすすめのスポットです。

円山公園

野幌森林公園での撮影例

野幌森林公園は、札幌市と江別市にまたがる広大な森林公園で、エゾモモンガの撮影事例が複数報告されています。

その中でも、日中にペアで活動している様子が観察された例もあり、注目度の高い観察地です。

とくに、曇り空で薄暗い日の午後に、木の表面を登るモモンガが目撃されたケースがあります。これは夜行性の動物にとって「活動しやすい明るさ」だった可能性があります。

観察が成功している撮影例では、木のウロを見つけた後、15分ほどの間に2匹が交互に出入りしたという記録もあり、タイミングと静かな環境の両方が鍵になります。

ただし、公園はとても広いため、エリアを絞らずに行くと見つけにくく、事前に痕跡や過去の目撃情報をチェックしておくことが大切です。

撮影情報の要点 内容
目撃時刻 曇りの日の午後・日中活動あり
行動パターン ペアで巣の出入りをする様子が確認されている
撮影のコツ 巣穴とその周囲を静かに観察/連写も有効
注意点 公園が広いため事前調査が重要/長時間の待機も視野に

野幌森林公園は、モモンガの自然な姿を写真に収めたい方にとって、チャレンジしがいのある魅力的なエリアです。

野幌森林公園

その他の札幌市内の可能性スポット

札幌市内には、円山・真駒内・西岡以外にもエゾモモンガの生息が期待できる場所がいくつかあります。

その中でも、市街地に近い雑木林や、防風林、学校周辺の樹木エリアなどが注目されています。

たとえば、札幌市西区・手稲区・清田区などでは、個人の庭や小さな森でモモンガの目撃例が報告されることも。

市街地でも、樹齢が高く、巣穴になりそうな大きな木があれば、チャンスはゼロではありません。

また、住宅地周辺でも夜間に目撃されることがあり、人の少ない時間帯に静かに観察することがポイントです。

一方で、個人の敷地や管理区域に無断で立ち入らないようにすること、自然や動物に配慮したマナーを守ることが大前提です。

スポット情報 内容
注目エリア 札幌市西区、清田区、手稲区などの自然林
環境の特徴 市街地近くの雑木林・防風林・学校敷地まわり
観察チャンス 夜間や早朝に人が少ない時間帯が有利
注意点 立入禁止区域や私有地に入らない/観察マナーを守る

札幌の街中にも、エゾモモンガと出会える小さな森が残されています。

普段の暮らしの中に「モモンガの気配」を感じるのも、北海道ならではの楽しみ方かもしれません。

札幌でエゾモモンガに出会える観察ポイントまとめを総括

札幌でエゾモモンガに出会うためには、季節・時間・場所・装備など、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

これまでご紹介してきた情報をもとに、観察の成功率を高めるための重要な要点を以下にまとめました。

初めて挑戦する方も、リピーターの方も、事前のチェックにぜひお役立てください。

  • 札幌でエゾモモンガを観察するなら冬から早春が最適

  • 日没後15〜20分や日の出前20〜30分が出現のチャンス

  • 気温が−10℃以下の日は日中にも活動することがある

  • 静かな森で動かずに待つことで遭遇率が高まる

  • 巣穴のある木を探すには、木のウロやキツツキの古巣に注目

  • 木の根元に落ちた黒いフンは巣が近くにあるサイン

  • 擦れた木肌や枝の散乱も生活の痕跡として有効

  • 観察には双眼鏡や望遠レンズがあると便利

  • 撮影時は音や光、距離に十分配慮することが重要

  • フラッシュや大きな物音はモモンガにストレスを与える

  • 冬の装備には静音素材の防寒着とカイロが必須

  • 野営を行う場合は一酸化炭素対策や熊よけの備えが必要

  • 平岡公園は舗装道もあり初心者にやさしい観察スポット

  • 真駒内公園では他の観察者の動きがヒントになることもある

  • 西岡公園は湿地や木道が特徴で静かな観察に向いている

  • 円山公園周辺は原始林が残り野生動物の気配が濃い

  • 野幌森林公園では日中にペアでの活動が観察された例もある

  • 市街地近くの雑木林や防風林にも可能性がある観察ポイントがある

    エゾモモンガの他に北海道のもふもふな動物について知りたい方はこちらもどうぞ

ABOUT ME
もふ子。
北海道在住の女性。
モフモフした動物が大好きで、夫と一緒に、または一人で北海道各地を巡り、動物たちの姿を観察しています。 このブログでは、シマエナガやエゾリスなど、北海道のフワフワで可愛い動物たちを紹介しています。観察スポットや撮影の楽しみ方もお届けしていきますので、ぜひのぞいてみてくださいね。