シマエナガ PR

シマエナガの目の魅力とは?かわいいアイラインと色の変化を徹底紹介

シマエナガ 囲眼輪
記事内に商品プロモーション(Amazonアソシエイトなど)を含む場合があります

小さな鳥のシマエナガは、雪の妖精とよばれるくらいかわいい鳥です。
最近は、その目に注目する人がふえています。

目の周りの黄色や赤のちがいは何をあらわしているのか、気になりますよね。
幼鳥のころに見えるアイラインやアイシャドウのような模様も、とても不思議です。

この記事では、赤ちゃんから大人になるまでの目の変化をやさしくまとめています。はじめての人でもわかりやすいように、観察のコツもていねいに紹介します。

この記事でわかること

・成鳥と幼鳥で異なる目の周りの見え方が分かる
・黄色や赤色など色の意味と見分け方が分かる
・アイラインやアイシャドウに見える理由が分かる
・観察のコツと写真で混乱しない考え方が分かる

シマエナガの目の特徴をやさしく解説

シマエナガ 囲眼輪 特徴出典:もふもふ動物ほっかいどう イメージ

シマエナガの目の周りはどんな特徴がある?

シマエナガの顔は、雪の妖精とよばれるくらい真っ白です。
少し離れて見ると、目だけが大きく黒く見えます。とても愛らしい姿です。

でも、近くでじっくり見ると少し違います。
目のまわりには囲眼輪(いがんりん)という薄い皮ふがあります。

ここに色がついているので、目のふちどりのように見えるのです。
囲眼輪はほかの鳥にもあり、血の流れや色素のちがいで色が変わって見えることがあります。

成長したシマエナガでは、この囲眼輪が黄色っぽく見えます。

太陽の光が強いと明るい黄色に見え、木のかげなどではやさしい色に見えることもあります。

幼鳥のときは、目のまわりに黒っぽい羽が残っていて、まゆのような線に見えることがあります。
これがアイラインみたいだといわれる理由です。

また、写真や動画で見るときにも注意がいります。
カメラのあかるさの設定や角度で、印象が大きく変わってしまうのです。

あかるすぎると白が強く出て黄色が見えにくくなります。
くらいところでは、黒い部分が目立ってしまいます。

だから、一枚の写真だけで判断しないことが大切です。

何度も続けて観察したり、ちがう角度から見たりすると安心です。
観察するときは、肉眼で見るのと写真で記録するのを両方すると、もっとわかりやすくなります。

黄色のまぶたで成鳥を見分ける方法

シマエナガの成鳥を見分けるときの大きなポイントが、黄色のまぶたのように見える囲眼輪です。

じつは本当のまぶたではなく、目のまわりの皮ふが黄色っぽく見えるのです。

成鳥の顔は全体がまっ白です。
その中で、目のまわりが黄色くふちどられて見えます。
これが成鳥ならではの特徴です。

見分けるときは、眉のような黒い線が残っていないかも確認しましょう。
黒い模様(眉斑)がなく、白い顔に黄色の囲眼輪がよく映えていれば成鳥です。

冬になると、シマエナガは羽毛をふくらませて体を温めます。
そのため、顔がふっくら丸く見えます。

このとき羽毛の影がかかると、黄色が少し淡く見えることがあります。
でも、色そのものが変わっているわけではありません。
あくまで見え方が変わるだけです。

観察のコツはとてもシンプルです。

・顔の正面だけでなく横顔も見ること

・明るい場所と木かげ、両方で比べてみること

・写真を何枚か撮って見くらべること

こうした工夫をすれば、成鳥の黄色い囲眼輪をしっかり見分けられるようになります。

幼鳥に見られるアイラインのような模様

シマエナガ 幼鳥 目の周り出典:もふもふ動物ほっかいどう イメージ

幼鳥のシマエナガには、目のまわりや目の上に黒っぽい羽毛が残っています。
この模様がアイラインのように見えるので、「顔が白くない」と思う人もいます。

けれども、この黒っぽさはずっとあるわけではありません。
成長すると内側から少しずつ薄くなり、やがて白い顔になります。

羽毛の生えかわりが進むと黒い線が弱まり、顔の輪郭もやわらかく見えるようになります。
変化は1か月ほどで進むので、この時期の姿はとても貴重です。

観察するときは顔だけを見て判断しないことが大切です。
シマエナガは体にくらべて尾が長く、仲間といっしょに木から木へすばやく動きます。

もし「顔が白くない」と感じたら、尾の長さや群れの動きも合わせて見てみましょう。
そうすると幼鳥かどうかが分かりやすくなります。

幼鳥は声も少しちがいます。
成鳥より高くて細い声を出すことがあるのです。

目の模様と声の両方に耳をかたむければ、成長の段階をもっと正しく知ることができます。

アイシャドウのように見える色の不思議

シマエナガをよく見ると、目のまわりがアイシャドウをつけたみたいに見えることがあります。
とてもおしゃれに見えるので不思議です。

その理由はいくつかあります。

一つ目は、囲眼輪という目のまわりの皮ふの色です。
成鳥では黄色がはっきりしていて、自然に彩られているように見えます。

明るい日ざしの中では、この黄色がとても目立ちます。
まるでアイメイクをしているように感じることもあります。

二つ目は、幼鳥のときに残る黒っぽい部分です。
目の上下や目じりに黒さが残ると、まるで影をつけたように見えます。

羽毛がまだ白くなりきっていないため、顔の輪郭がくっきりして見えるのです。

三つ目は、見るときの環境です。
夕方や木かげのように暗い場所では、黒や黄色がより濃く見えます。

反対に雪の上のように明るすぎる場所では、白さが強すぎて淡く見えてしまいます。

こうした条件が重なることで、シマエナガはまるで本当にアイシャドウをしているように見えます。

観察するときは、近くと遠く、明るい場所と暗い場所の両方で見てみましょう。
そうすると、いろいろな表情のちがいが分かりやすくなり、まちがえてしまうことも少なくなります。

成長で変わるシマエナガの目の印象

成鳥と幼鳥出典:もふもふ動物ほっかいどう イメージ

幼鳥だけに残る赤色のまぶたとは

幼鳥シマエナガの目出典:もふもふ動物ほっかいどう イメージ

シマエナガの幼鳥の目のまわりは、赤色やピンク色に見えることがあります。

この色は成長とともに変わります。
時間がたつと赤が弱まり、成鳥になるころには黄色にかわります。

赤い囲眼輪は幼鳥のしるしですが、見られるのは数週間から数か月ほどのかぎられた時期です。

赤いまぶたが目立つのは、まだ羽毛が生えそろっていないからです。

顔の白さが弱く、黒っぽい模様も残っています。
そのため赤い色とのコントラストが強く、にぎやかな顔に見えるのです。

観察するときは、赤い色だけを見ないようにしましょう。
尾の長さや動き方もあわせて見ると分かりやすくなります。

幼鳥は親や兄弟といっしょに群れで行動することが多く、えさを取るのもまだあまり上手ではありません。

 

こうした行動と赤い囲眼輪をあわせて見れば、幼鳥かどうかを正しく判断できます。

赤ちゃんシマエナガの目の変化を紹介

シマエナガ 幼鳥 変化出典:もふもふ動物ほっかいどう イメージ

生まれたばかりの赤ちゃんシマエナガは、まだ顔が真っ白ではありません。

目のまわりには黒っぽい模様があり、囲眼輪は赤やピンク色をしています。
そのため、成鳥とくらべると顔の印象が大きくちがいます。

成長が進むと、黒っぽい部分が内側から少しずつ薄くなります。

眉のような線が消え、顔がだんだん白くなっていきます。
それといっしょに囲眼輪の赤も弱まり、黄色が出てきます。

やがて、白い顔に黄色の囲眼輪がなじみ、成鳥の顔に近づいていきます。

変化の流れをまとめると次のようになります。

・はじめは黒っぽい模様と赤い囲眼輪がはっきりしている

・白い羽毛が増えて、顔の輪郭がやわらかくなる

・赤が弱まり、黄色が目立ってくる

・白い顔に黄色の囲眼輪がなじみ、成鳥に近づく

この変化のスピードは個体や環境によってちがいます。
同じ時期でも赤みが残る子もいれば、黄色に近づいている子もいます。

写真や一度の観察だけで決めつけず、何度も見守ることが大切です。

成長で異なる目の印象の比較

シマエナガの目の印象は、季節で変わるのではありません。

成長の段階によって少しずつ変わっていきます。
幼鳥から成鳥になるまでの流れを知っておくと、写真や観察で感じるちがいを整理しやすくなります。

幼鳥のころは、囲眼輪が赤やピンク色をしています。
さらに黒っぽい模様も残っているので、顔全体がにぎやかに見えます。

成長が進むと、赤い色が弱まり黄色が目立つようになります。
黒い模様も内側から少しずつ消えていきます。

やがて成鳥になると、顔は真っ白に見えます。
目のまわりには黄色っぽい囲眼輪だけが残ります。

このちがいを知っておくと、野外で「顔がちがうから別の種類かな?」とまちがえてしまうことが少なくなります。

下の表に、成長段階ごとの特徴を整理しました。

段階 囲眼輪の色の見え方 眉斑やアイラインの見え方 顔全体の印象 見分けのコツ
幼鳥初期 赤色〜ピンク系 黒っぽい線がはっきり 白さが弱くコントラスト強め 赤色と黒の残り方を横顔でも確認
幼鳥後期 赤色が弱まり中間色 線が薄くなり途切れがち 白さが増え始める 連続観察で内側から薄まる様子を見る
若鳥〜成鳥直前 黄みが目立ち始める ほぼ消える ほぼ白い顔に近い 黄色の囲眼輪と白い顔の組み合わせ
成鳥 黄色系が安定 なし 白い顔がはっきり 光条件を変えても印象が変わらないか確認

この表を参考にすると、どの段階にいるかを冷静に判断できます。

特に、光の条件や角度で印象が変わるため、1回の観察で断定せず、時間をかけて複数回確認することが大切です。

シマエナガの目の魅力と観察のヒントを総括

この記事では、シマエナガの目の色や模様の変化を、幼鳥から成鳥までわかりやすく紹介しました。

観察のコツもまとめていますので、出会えたときはぜひ目に注目してみてください。

・シマエナガの目の周りには囲眼輪があり色が変化して見える

・成鳥では黄色の囲眼輪が安定して見られる特徴になる

・幼鳥では赤色やピンク色の囲眼輪が残ることがある

・幼鳥期の顔には黒っぽい模様がありアイラインに見える

・成長につれて黒い模様は消えて白い顔になる

・赤ちゃん期は赤色と黒色のコントラストが強く見える

・成長の途中で赤色が弱まり黄色が目立つようになる

・光の当たり方で色の濃さが変わって見えることがある

・冬は羽毛がふくらみ影で色が淡く見えることがある

・写真は露出や角度で印象が大きく変わるので注意する

・幼鳥から成鳥への変化は数か月単位で進む

・尾の長さや群れの行動も見分けの手がかりになる

・複数枚の写真や連続観察で判断が安定する

・表で整理すると成長段階ごとの特徴が理解しやすい

・シマエナガの目を知ると観察や撮影がさらに楽しくなる

ABOUT ME
もふ子。
北海道在住の女性。
モフモフした動物が大好きで、夫と一緒に、または一人で北海道各地を巡り、動物たちの姿を観察しています。 このブログでは、シマエナガやエゾリスなど、北海道のフワフワで可愛い動物たちを紹介しています。観察スポットや撮影の楽しみ方もお届けしていきますので、ぜひのぞいてみてくださいね。