シマエナガはなぜ群れになる?冬の暮らしと仲間の秘密をやさしく解説
こんにちは、もふもふ動物ほっかいどうのもふ子。です。
私はシマエナガの白くてもふもふした写真に一目惚れしてから、休みの日には双眼鏡を持って札幌市内や近郊の公園を歩くようになりました。
冬の公園で小鳥を探していると、あちこちの木から鳴き声が聞こえてくることがあります。
1羽だけかと思ったら、別の枝にも小鳥がいて、そのまた向こうにも小鳥がいる。そんなにぎやかな光景に出会うと、つい足を止めてしまいます。
シマエナガも、秋から冬には仲間と群れになって行動する小鳥です。
でも、どうして群れになるのでしょうか。いつも家族と一緒なのか、それとも知らない仲間とも集まるのでしょうか。
実は、シマエナガの群れには、食べ物を探したり、危険に気づいたりするうえで役立つ理由があります。
しかも、春になると群れでの暮らし方が変わるんですよ。
今回は、シマエナガが群れになる理由や何羽くらいで行動するのか、ほかの鳥との関係、季節による違いまで、わかりやすく紹介します。
- シマエナガが群れになる理由と仲間の数
- ほかの小鳥と一緒に行動する混群のしくみ
- 春夏秋冬で変わる群れと家族の暮らし
- 北海道の公園で群れを見つけるコツ
シマエナガの群れはなぜできる?
シマエナガは、いつでも1羽で暮らしているわけではありません。
特に秋から冬にかけては、何羽かで集まり、木から木へと移動する姿が見られます。
まずは、群れになる理由や仲間の数、ほかの鳥との関係について見ていきましょう。
シマエナガが群れになる理由
シマエナガが群れになる理由として考えられているのは、危険に気づきやすくなることと、食べ物を探しやすくなることです。
シマエナガは体重が10gにも満たないほど小さな鳥。スズメよりも軽く、長い尾が特徴です。
こんなに小さな体で、北海道の厳しい冬を過ごしています。
冬の森には、シマエナガを狙う猛禽類などの天敵もいます。
もし1羽だけで食べ物を探していたら、周りの危険にも自分で気づかなければなりません。
でも、何羽かで行動していれば、仲間の誰かが危険に気づく可能性があります。
ほかの鳥が突然飛び立ったり、警戒する声を出したりすれば、近くの仲間も危険を察知できるかもしれません。
また、群れで移動すると、ほかの鳥が食べ物を探している場所にも気づきやすくなります。
ただし、全員が相談して食べ物を探したり、決まった役割を分担したりしているわけではありません。
仲間の行動が手がかりになることで、結果的に食べ物探しや身を守ることに役立っていると考えられます。
シマエナガが群れになる主な理由
- 仲間と一緒なら危険に気づく機会が増える
- ほかの鳥の動きが食べ物探しの手がかりになる
- 鳴き声で仲間の位置を確かめながら移動できる
かわいらしい群れの姿には、野生で生きていくための工夫が隠されているんですね。
シマエナガの群れは何羽くらい?
シマエナガの群れは、何羽くらいで行動するのでしょうか。
秋から冬には、数羽から10羽前後の群れが見られることがあります。
ただし、必ず5羽や10羽で集まると決まっているわけではありません。
群れの大きさは、季節や場所、そのとき一緒にいる仲間によって変わります。
例えば、同じ木に3羽しか見えなくても、少し離れた木にほかの仲間がいるかもしれません。
反対に、たくさんの小鳥が飛び回っていても、そのすべてがシマエナガとは限りません。
シジュウカラやハシブトガラなど、別の種類の鳥が一緒にいることもあるからです。
群れの数を数えるときは、まず少し離れた場所から全体の動きを見てみましょう。
1羽ずつ数えようとすると、同じ鳥を何度も数えてしまうことがあります。
私も小鳥を観察するときは、最初から正確な数を数えるより、どの木からどの木へ移動しているのかを見るようにしています。
群れ全体の動きがわかると、次にどこを探せばよいかも見当がつきやすくなりますよ。
シマエナガの群れは家族なの?
何羽ものシマエナガが仲良く飛び回っていると、家族みんなでお出掛けしているように見えます。
実際、シマエナガの群れには親子や兄弟など、血のつながった仲間が含まれることがあります。
でも、群れの全員が家族とは限りません。
春から初夏に巣立った若い鳥たちは、親や兄弟と過ごしたあと、ほかの仲間と一緒になることもあります。
そのため、冬の群れには家族だけでなく、血のつながりのない鳥が混じっている場合もあるのです。
私たちが公園で群れを見かけても、見た目だけで親子や兄弟を区別するのは難しいもの。
同じ枝に2羽が並んでいるからといって、夫婦や親子だとは言い切れません。
ただ、鳥同士の距離や鳴き交わす様子を見ていると、仲間とのつながりを感じられます。
どの鳥が先に移動するのか、離れた鳥がどのように合流するのか。そんなところにも注目してみると面白いですよ。
ほかの鳥と一緒になる混群とは
シマエナガは、同じシマエナガだけで集まるとは限りません。
シジュウカラやヤマガラ、ハシブトガラなど、ほかの小鳥と一緒に行動することがあります。
このように、違う種類の鳥が集まって一緒に行動することを「混群(こんぐん)」といいます。
例えば、冬の森でシジュウカラの声が聞こえてきたとします。
よく見ると、近くにはハシブトガラがいて、少し離れた枝にはシマエナガがいる。そんな組み合わせもあるんですよ。
環境省北海道地方環境事務所でも、シマエナガがシジュウカラやヤマガラと一緒に行動していた様子が紹介されています。
(出典:環境省北海道地方環境事務所「冬の妖精」)
違う種類の鳥が一緒にいるなんて、ちょっと不思議ですよね。
でも、混群にはちゃんと利点があると考えられています。
いろいろな鳥が周りを見ていれば、危険に気づく機会が増えます。
さらに、鳥によって食べ物の探し方が違うため、同じ木に集まっても、必ずしも同じ食べ物を奪い合うわけではありません。

混群とシマエナガだけの群れの違い
シマエナガだけが集まっている場合は、同じ種類の鳥の群れです。
シマエナガとシジュウカラなど、違う種類の鳥が一緒に移動している場合は混群と呼びます。
ただし、偶然同じ木に止まっただけでは、必ずしも混群とはいえません。一緒に移動しているかどうかも大切です。
混群では食べ物を取り合わない?
シマエナガとほかの鳥が一緒にいると、食べ物の取り合いにならないのかなと思いますよね。
実は、小鳥たちは種類によって食べ物や探す場所が少しずつ違います。
シマエナガは、小さな虫やクモなどを食べる鳥です。
細い枝の先や木の芽の周りなどを、ちょこちょこと動きながら調べます。
一方、シジュウカラは枝や幹などで虫を探したり、木の実や種を食べたりします。
ヤマガラも虫を食べますが、木の実や種を利用することがあります。
コゲラは小さなキツツキで、木の幹や枝をつついて虫を探す姿がよく見られます。
このように、食べ物の種類や探し方が違うため、同じ場所にいても取り合いが起こりにくい場合があるのです。
もちろん、まったく競争しないという意味ではありません。
それでも、いろいろな小鳥が同じ森で暮らせる理由の一つになっているのでしょう。
冬のシマエナガが何を食べているのか気になる方は、シマエナガは何を食べる?季節ごとの食べ物も読んでみてください。
群れは鳴き声で連絡している?
シマエナガの群れを探すとき、私が特に気にしているのが鳴き声です。
シマエナガは「ジュリリ」「ジュルル」「フィフィフィ」といった声を出します。
もちろん、私たちの言葉のように会話をしているわけではありません。
でも、こうした声は仲間との連絡に使われています。
例えば、木の枝が込み合っていて、近くの仲間の姿が見えないこともあります。
そんなときでも声が聞こえれば、仲間が近くにいることを知る手がかりになります。
また、危険を知らせる声など、場面によって鳴き方が変わることもあります。
ただし、鳴き声を一つ聞いただけで、その鳥が何を伝えようとしているのかを正確に判断するのは簡単ではありません。
観察するときは、鳴き声だけでなく、その前後に鳥がどう動いたかも見てみましょう。
声を出したあとに別の木へ飛んでいったのか、仲間が集まってきたのか。
そんな小さな変化に気づけると、群れの観察がさらに楽しくなります。

◆もふ子。のワンポイントアドバイス
私は札幌の公園で野鳥を探すとき、まず耳を澄ませます。木の上ばかり見上げて歩くより、小鳥の声が聞こえたところで立ち止まるほうが探しやすいと感じています。
シマエナガの声だけでなく、シジュウカラなどの声も覚えておくと、混群に気づくきっかけになりますよ。
冬は群れでくっついて眠るの?
シマエナガが枝に何羽も並んでいる写真を見たことはありませんか。
小さな白い鳥がぎゅっと集まっている姿は、まるでお団子のよう。
エナガの仲間には、寒いときに体を寄せ合って休む行動が知られています。
仲間同士で体を寄せれば、外気に触れる体の面積が減り、熱が逃げにくくなると考えられます。
ただし、北海道のシマエナガが毎晩必ず何羽も並んで眠ると決まっているわけではありません。
また、昼間に枝に並んでいる写真だけでは、眠っているのか、少し休んでいるのかはわかりません。
冬のシマエナガは、羽毛の間に空気をためることで、体の熱が逃げにくいようにしています。
寒い日に体をふくらませて、まんまるに見えるのもそのためです。
もふもふの羽毛は、ただかわいいだけではなく、寒さの中で暮らすための大切なものなんですね。
ちなみに、枝に何羽も並んでいるところを見つけても、近づいて写真を撮ろうとするのは控えたいところ。
せっかく休んでいる鳥たちを驚かせず、離れたところからそっと眺めましょう。

シマエナガの群れは季節でどう変わる?
秋や冬には仲間と一緒に行動するシマエナガですが、春になると暮らし方が変わります。
夫婦で子育てをしたり、巣立ったヒナが家族と過ごしたりと、季節によって集まる仲間も違ってくるんですよ。
ここからは、春夏秋冬の群れの変化と、北海道で観察するときの楽しみ方を紹介します。
春になると群れはどうなる?
冬の間、仲間と一緒に行動していたシマエナガも、春になると子育ての季節を迎えます。
この時期は、オスとメスがつがいになり、巣作りを始めます。
つがいとは、子育てをするために一緒になったオスとメスのことです。
北海道では、地域やその年の気候によって違いがありますが、春になると巣作りや産卵が始まります。
冬のように何羽も一緒に移動する姿より、つがいで行動する姿が見られやすくなります。
ただし、春になった瞬間に群れが一斉に解散するわけではありません。
少しずつ冬の暮らしから子育て中心の暮らしへと変わっていくのです。
エナガの群れと繁殖期の行動については、山階鳥類研究所の研究報告でも調べられています。
(出典:山階鳥類研究所研究報告「エナガの個体群の行動圏構造」)
なお、この研究は本州のエナガを対象としたもので、北海道のシマエナガを直接調べたものではありません。
春のシマエナガを見かけたら、冬とは違う行動をしているかもしれないと考えてみると、観察の楽しみが増えます。
子育ては夫婦だけでするの?
シマエナガの子育てには、ちょっと珍しい習性があります。
それが、親鳥以外の仲間が子育てを手伝うことがあるというものです。
エナガの仲間では、自分の巣での子育てがうまくいかなかった鳥などが、別のつがいのヒナに食べ物を運ぶ行動が知られています。
こうした手伝いをする鳥は「ヘルパー」と呼ばれます。
ヘルパーという名前は少し難しく聞こえますが、簡単に言えば子育てのお手伝いをする鳥のこと。
例えば、親鳥がヒナに食べ物を運んでいるところへ、別の大人の鳥も食べ物を運んでくることがあります。
ただし、どの巣にもヘルパーがいるわけではありません。
手伝う鳥の数や関係も、そのときの状況によって異なります。
シマエナガの仲間には、親だけではなく、ほかの鳥が子育てに関わることもあるんですね。
シマエナガの夫婦や子育てについては、シマエナガのつがいの特徴と子育ての習性でも紹介しています。

子育て中のシマエナガには近づかないでください
春から初夏は、巣作りや子育てをしている大切な時期です。
巣を見つけても、近づいたり、周囲に長くとどまったりしないようにしましょう。
親鳥が食べ物を運んでいるところを追いかけると、巣の場所をほかの人や天敵に知られるきっかけにもなります。
かわいいヒナを見たい気持ちはわかりますが、遠くから静かに見守ることが大切です。
巣立ったヒナも群れになる?
春から初夏に生まれたシマエナガのヒナは、成長すると巣から外へ出ます。
これを「巣立ち」といいます。
でも、巣立ったからといって、すぐに大人と同じように暮らせるわけではありません。
まだ食べ物を探すのが上手ではないため、親鳥から食べ物をもらいながら過ごすことがあります。
巣立った兄弟たちが近くの枝に集まっていることもあり、この時期には家族を中心とした小さな集まりが見られます。
親鳥は、そんなヒナたちのところへ何度も食べ物を運びます。
やがて若い鳥たちは、自分でも食べ物を探すようになり、行動する範囲を広げていきます。
その後、ほかの仲間と一緒に行動することもあります。
つまり、春の子育てから夏の家族の集まりを経て、秋冬の群れへと暮らし方が変わっていくのです。
この時期の若い鳥は、大人とは少し違う顔をしています。
幼鳥には目の周りに黒っぽい部分が見られることがあり、大人の白い顔とは印象が違います。
夏に黒っぽい顔のシマエナガを見つけても、夏だから大人の顔が黒くなったというわけではありません。
若い鳥の可能性もあるんですよ。


夏のシマエナガは群れないの?
シマエナガといえば冬のイメージが大きいですが、北海道では夏も暮らしています。
冬だけ北海道へやってくる渡り鳥ではなく、一年中同じ地域で暮らす留鳥です。
夏は子育てを終えた家族や若い鳥が、一緒に行動する姿を見られることがあります。
ただし、冬と同じような群れがいつも見られるわけではありません。
また、夏は木の葉がたくさん茂っているため、小さなシマエナガを見つけるのが難しくなります。
冬なら枝先がよく見える場所でも、夏は葉の向こうに鳥が隠れてしまいます。
声は聞こえるのに、どこにいるのかわからない。そんなことも珍しくありません。
だから、夏にシマエナガを見かけないからといって、北海道からいなくなったわけではないんです。
私も札幌の公園で野鳥を探すとき、季節によって見つけやすさが違うと感じます。
夏はシマエナガだけを探すより、シジュウカラやコゲラなど、ほかの小鳥の姿も楽しみながら歩くのがお気に入りです。
秋から冬に群れが目立つ理由
秋になると、シマエナガは仲間とまとまって行動する姿が目立つようになります。
子育ての季節が終わり、若い鳥も成長して、冬に向けた暮らしへと変わっていくためです。
さらに、木々の葉が少しずつ落ち始めます。
そのため、夏には見えなかった枝先の小鳥も見つけやすくなります。
冬になると、木の葉が落ちた林ではシマエナガの動きを追いやすくなります。
また、寒い日は羽毛をふくらませるため、写真でよく見るような白くて丸い姿にも見えやすい時期です。
ただし、雪が積もっている場所では、白い体が背景に溶け込んで見つけにくいこともあります。
そんなときに頼りになるのが、長い尾と鳴き声です。
季節による群れの違い
| 季節 | 主な行動 | 観察の特徴 |
|---|---|---|
| 春 | つがいで巣作りや子育て | 冬のような群れは目立ちにくい |
| 夏 | 巣立った若い鳥や家族が行動 | 葉が多く姿を見つけにくい |
| 秋 | 仲間とまとまって行動 | 葉が落ち始め群れを探しやすい |
| 冬 | 群れや混群で移動 | 鳴き声と枝先の動きが手がかり |
群れの姿をじっくり観察したいなら、私は秋の終わりから冬がおすすめかなと思います。
ただし、野生の鳥なので、同じ場所に行けば必ず会えるというものではありません。
北海道で群れを見つけるコツ
シマエナガの群れを見つけたいなら、まずは木がまとまって生えている公園や林を探してみましょう。
北海道には、街の近くでも野鳥観察を楽しめる場所があります。
私も札幌の円山公園や旭山記念公園などへ、双眼鏡を持って出掛けています。
もちろん、行くたびにシマエナガに会えるわけではありません。
それでも、ほかの小鳥たちの鳴き声を聞いたり、木の間を移動する姿を眺めたりする時間は楽しいものです。
シマエナガを探すときは、最初から白い鳥だけを探そうとしないことがポイント。
まず、小鳥の鳴き声が聞こえる場所を探します。
声が聞こえたら立ち止まり、枝先や木の上のほうをゆっくり見てみましょう。
シジュウカラなどの小鳥が何羽も移動している場合は、その近くにシマエナガがいないか確認してみます。
ただし、ほかの小鳥が集まっているからといって、必ずシマエナガがいるわけではありません。
そして、鳥を見つけたら、まず肉眼で位置を確かめます。
そのあとで双眼鏡を向けると、動きの速い小鳥でも視野に入れやすくなりますよ。

◆もふ子。のワンポイントアドバイス
シマエナガは、見つけたと思ったらすぐ別の枝へ飛んでいくことがあります。
私は1羽だけを追いかけるより、群れ全体がどちらへ移動しているのかを見るようにしています。
鳥が近くに来てくれたらラッキー。無理に追いかけず、その場で観察するほうが自然な姿を楽しめますよ。
北海道のどこで探せるのか知りたい方は、シマエナガはどこで見れる?北海道の地域別観察ガイドも参考にしてみてください。
群れの観察にあると便利なもの
シマエナガの群れを観察するなら、双眼鏡があると便利です。
シマエナガは体が小さいうえに、木の高いところを素早く移動します。
肉眼では白い小鳥にしか見えなくても、双眼鏡を使うと顔や長い尾、枝をつつく様子まで見えることがあります。
初めて双眼鏡を選ぶなら、倍率だけでなく重さや持ちやすさも大切です。
特に公園を歩きながら観察する場合は、8倍前後の持ち歩きやすい双眼鏡が候補になります。
双眼鏡について選び方を解説した記事も参考にしてみてください。
▶︎楽天市場で8倍の双眼鏡を探す
▶︎Amazonで8倍の持ち歩きやすい双眼鏡を探す
▶︎Yahoo!ショッピングで8倍の軽い双眼鏡を探す
倍率が高すぎると、動き回る小鳥を視野に入れるのが難しくなることもあるんです。
また、野鳥の名前を覚えたいなら、北海道の野鳥が写真で紹介されている図鑑も役立ちます。
シジュウカラとハシブトガラの違いなど、混群にいる鳥を見分ける楽しみも増えますよ。
冬の観察では、防寒対策も忘れずに。
立ち止まって鳥を探していると、歩いているとき以上に体が冷えてきます。
手袋や帽子、滑りにくい冬靴などを準備しておくと、落ち着いて観察を楽しめます。
他の記事北海道の冬の靴・靴下・滑り止めはこれで安心|観光と雪道歩行の不安を解消も参考にしてください。
また、写真を撮りたい場合も、無理に近づく必要はありません。
シマエナガの自然な動きを楽しむことを大切にしたいですね。
群れを観察するときの注意点
シマエナガの群れを見つけると、つい近づいて写真を撮りたくなります。
でも、シマエナガは人に飼われている鳥ではなく、自然の中で暮らす野鳥です。
観察するときは、鳥たちの暮らしを邪魔しないことが何より大切。
特に、群れが食べ物を探しているときに追いかけ続けるのは避けましょう。
何度も飛び立たせてしまうと、食べ物を探す時間を減らしてしまうことがあります。
また、シマエナガを呼び寄せるために鳴き声を大きな音で流したり、食べ物を置いたりすることもおすすめしません。
自然の中で食べ物を探す姿を、そのまま観察したいものです。
そして春から初夏は、子育てへの配慮が特に必要です。
親鳥が同じ場所へ何度も出入りしていても、巣を探そうとせず、そっと離れましょう。
冬の観察でも、雪で隠れた段差や凍った遊歩道には注意が必要です。
林や山に入る場合は、行き先に応じた野生動物への注意も忘れないようにしたいですね。
シマエナガ観察で守りたいこと
- 群れを追いかけ回さない
- 巣や子育て中の鳥に近づかない
- 餌を置いて呼び寄せない
- 大きな音やフラッシュで驚かせない
- 公園の立入禁止区域には入らない
小さな鳥たちが安心して暮らせる場所を、これからも大切にしていきたいですね。
シマエナガの群れに関するよくある質問(FAQ)
Q1. シマエナガはいつも群れで行動していますか?
A. いつも群れで行動しているわけではありません。秋から冬には複数羽で行動する姿がよく見られますが、春の子育ての時期にはつがいで行動することが増えます。季節によって暮らし方が変わる鳥です。
Q2. シマエナガの群れは何羽くらいですか?
A. 数羽から10羽前後の群れが見られることがあります。ただし、決まった数で集まるわけではありません。季節や場所によって違いがあり、ほかの種類の小鳥が一緒に行動することもあります。
Q3. シマエナガの群れにはリーダーがいますか?
A. 群れの先頭を飛ぶ鳥がいても、その鳥がいつもリーダーとは限りません。シマエナガの群れに、人間の集団のような決まったリーダーがいるとは言い切れません。仲間の動きや鳴き声を手がかりに、一緒に移動していると考えられます。
Q4. シマエナガはほかの鳥とも仲良くしますか?
A. はい。シジュウカラやヤマガラ、ハシブトガラなどと一緒に行動することがあります。このような集まりを混群と呼びます。違う種類の鳥と一緒にいることで、危険に気づきやすくなるなどの利点があると考えられています。
Q5. シマエナガの群れを見るなら何月がおすすめですか?
A. 秋の終わりから冬にかけてがおすすめです。特に冬は木の葉が落ち、群れの動きを見つけやすくなります。ただし、野生の鳥なので必ず出会えるわけではありません。鳴き声を聞きながら、林のある公園などをゆっくり歩いて探してみましょう。
シマエナガの群れの秘密まとめ
シマエナガの群れには、かわいいだけではない、野生で生きるための理由があります。
最後に、今回紹介したポイントを振り返ってみましょう。
- シマエナガは秋から冬に群れで行動する姿がよく見られる
- 群れになることで危険に気づきやすくなる
- 仲間の動きが食べ物探しの手がかりになる
- 群れの数は決まっておらず数羽から10羽前後の場合もある
- 群れには家族以外の仲間が含まれることもある
- シジュウカラなどと混群をつくることがある
- 春はつがいで子育てをする時期になる
- 親以外の鳥が子育てを手伝うこともある
- 巣立った若い鳥は家族と過ごしながら成長する
- 群れを探すときは鳴き声と小鳥の動きが手がかりになる
私がシマエナガを好きになったきっかけは、白くてまんまるな姿でした。
でも、群れで暮らす理由や子育ての習性を知ると、かわいいだけではない魅力が見えてきます。
小さな体で北海道の寒い冬を過ごし、仲間と一緒に森を移動しているシマエナガ。
もし公園で何羽もの小鳥が鳴き交わしていたら、その中にシマエナガがいないか、そっと探してみてください。
白くて小さな姿に出会えたら、今度はその周りにいる仲間たちにも目を向けてみましょう。
きっと、これまでとは少し違ったシマエナガのかわいさを感じられると思います。



