北海道の森にひっそりと暮らすエゾモモンガとシマエナガ。
冬のふわふわとした姿を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
「エゾモモンガ シマエナガは夏になると、どんな姿でどこにいるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は、エゾモモンガもシマエナガも、寒い冬を乗り越えるための姿と、暖かい夏を生き抜くための姿が大きく違います。
森の奥で過ごす夏の間は、見た目も過ごし方も冬とはまるで別の生き物のように変わるのです。
この記事では、エゾモモンガ シマエナガの夏毛の特徴や、夏だけの暮らしぶり、
そしてそっと見つけるための探し方や観察マナーまで、はじめての方にもわかりやすくまとめました。
北海道の豊かな自然の中で、いつかあなたも夏のエゾモモンガとシマエナガに出会えますように。
ぜひ最後まで読んで、季節ごとの小さな発見を楽しんでみてください。
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エゾモモンガとシマエナガの夏の姿や毛の特徴がわかる
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夏のエゾモモンガとシマエナガがどこで暮らしているかがわかる
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森の中でエゾモモンガとシマエナガを見つける方法と時間帯がわかる
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夏にエゾモモンガとシマエナガを探すときの注意点やマナーがわかる
エゾモモンガとシマエナガの夏の姿とは

エゾモモンガやシマエナガの見つけ方

夏のエゾモモンガ シマエナガ 生息地まとめ

ここでは、夏のエゾモモンガとシマエナガの生息地を改めて整理してお伝えします。
冬は市街地の公園などでも姿を見せることがある2種ですが、夏は人の少ない森の奥が主な暮らしの場です。
エゾモモンガは、夏は広葉樹林や針葉樹林の奥深くで巣穴を作り、その周辺で夜に活動しています。
昼間はほとんど巣の中で休み、外で姿を見せることはほとんどありません。
滑空する様子を見たい場合は、日没前後の森をそっと歩くのがポイントです。
一方、シマエナガは昼間に行動しますが、夏は子育ての時期。
森林の奥で雛に虫を運んだり、樹液を探したりしながら暮らします。
人里近くまで降りてくることはほとんどなく、「ジュリリ」という特徴的な鳴き声を頼りに探すのがコツです。
夏の居場所を一覧でまとめました。
項目 | エゾモモンガ | シマエナガ |
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主な生息地 | 広葉樹林・針葉樹林の奥 | 森林の奥・原生林 |
活動時間 | 夜行性 | 日中(特に朝夕) |
人里での目撃 | ほとんどなし | ほとんどなし |
探し方 | 巣穴周辺を静かに観察 | 鳴き声を頼りに探す |
森を歩くときは、音を立てずにゆっくり歩くことが大切です。
夏の森は葉が生い茂って視界が遮られますが、その分、音や気配で気づけることも多いです。
可愛い森の住人たちの暮らしをそっと守りながら、偶然の出会いを楽しむ気持ちで散策を続けてみてくださいね。
出会える場所についてはこちらの記事もご覧ください
シマエナガはどこで見れる?北海道のおすすめ観察地5選
札幌でエゾモモンガに出会える観察ポイントまとめ
夏に出会える観察スポット

北海道の森には、四季の移ろいに合わせて姿を変えながら暮らす小さな生きものたちがいます。その代表ともいえるのが、エゾモモンガとシマエナガです。
冬のふわふわとした愛らしい姿が有名ですが、夏には毛色や行動も変わり、森の奥でひっそりと子育てをしながら過ごしています。
ここでは、これまでお伝えしてきた内容を改めて整理し、エゾモモンガとシマエナガの夏の特徴や観察のポイントをまとめました。
これをヒントに、ぜひ北海道の森を訪れるときの参考にしてみてくださいね。